2025.01.14
【保存版】トイレのつまり解消ガイド|自己対応の注意点と業者選びのコツ

こんにちは!『福井みずのかけつけ365』の中村です。
毎日日常的に当たり前のように使用しているトイレ。
そのトイレが急につまってしまうと、特にご家庭に1つしかトイレがない場合は家族みんなが大慌てしてしまいますよね。
トイレトラブルは日常生活に大きな支障をきたします。
『どうして詰まったのか分からない…』
『業者を呼ぶ前にやるべきことはあるの?…』
そんな疑問をこれまでたくさん聞いてきました。
実は、簡単な方法でトイレつまりを解消できる場合も多いんです。
この記事では、これまで100軒以上のトイレトラブルを解決してきた私が、現場で使っているプロも納得のおすすめ修理法をご紹介します。
道具がなくても始められる方法もありますので、ぜひ試してみてください!
トイレつまりが起きる原因
トイレが詰まる原因は意外と多岐にわたります。
私が現場で対応してきた中で、特に多かったケースを以下にまとめてみました。
それぞれの具体例とともにご紹介します。
1. トイレットペーパーの使いすぎ
トイレットペーパーの過剰使用は、トイレつまりの最も一般的な原因です。
特に、小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。
あるご家庭では、小さな男の子が、
「ロール全部を一度に流したらどうなるか試してみたかった」
と話していました。
その結果、1ロール丸ごとが詰まってしまい、解消に1時間以上かかりました。
このようなエピソードも、トイレトラブルの現場ではよく見られます。
2. 流せないものを流してしまう
トイレに「流せるもの」と「流せないもの」を混同してしまうことも、
詰まりの大きな原因です。
例えば、生理用品やおむつ、さらにはペット用の砂まで流してしまうケースがありました。
ある現場では、子どものおもちゃのミニカーが詰まっており、
奥様が「落としたかも?」と不安に思っていた通りの結果でした。
このようなケースでは、配管そのものが傷つくこともあるため注意が必要です。
3. 配管の老朽化
築年数の経った住宅では、
配管が劣化していることが原因で
水の流れが悪くなり、詰まりやすい状態になっていることがあります。
さらに、配管は基本的に適切な勾配がつけられ、
水がスムーズに流れるよう設計されていますが、
地震や地盤沈下が原因で、
この勾配にズレが生じることがあります。
配管を固定している部材が動いてしまい、
配管が平行になったり逆勾配になると、
排水が滞り、水が溜まりやすくなってしまいます。
この状態が続くと、水の流れが悪くなり、やがて詰まりを引き起こす原因となります。
実際、ある築40年以上の住宅では、
長年の使用によってトイレットペーパーや異物が蓄積し、完全に詰まっていました。
さらに調査を進めると、
地震による配管の勾配ズレも見つかり、
詰まりの原因の一つとなっていたことが分かりました。
「長く住んでいるとこうなるんですね」
とお客様が驚かれるほど、
老朽化した配管には思いがけない汚れやズレが生じていることがあります。
4. 節水トイレの特性
最近は、環境に配慮した節水型トイレを導入する家庭や施設が増えています。
水の使用量を抑えることで、エコな生活を実現できるので良いことであるはありますが、
その一方で「詰まりやすい」という特性もあります。
節水型トイレが詰まりやすい理由
節水型トイレは従来のトイレよりも少ない水量で汚物を流す設計になっています。
そのため、一度に大量のトイレットペーパーを流したり、
流れにくいものを誤って流してしまうと、
詰まりの原因になることがあります。
実際に、
「以前は問題なかったのに、節水型に変えてから頻繁に詰まるようになった」
という相談が増えているのが現状です。
適切な流量への調整がおすすめ
ほとんどの節水型トイレは、流量を調整できるようになっています。
詰まりやすさを感じる場合、専門業者に依頼して流量を適切な設定に変更するがおすすめです。
流量を増やすことで、水の力が強まり、汚物や紙をスムーズに流せるようになります。
また、専門業者であればトイレ全体のメンテナンスも同時に行えるため、
詰まりの予防だけでなく、
トイレを長く快適に使い続けるためのアドバイスも受けられのがメリットです。
【ポイントまとめ】
- トイレットペーパーの使いすぎはNG。特に子どもに注意。
- 流せないもの(生理用品、おむつ、おもちゃ)は必ずゴミ箱へ。
- 築年数の経った住宅は配管の老朽化を疑う。
- 節水トイレは水流が弱いため、紙を一度に流しすぎない。
トイレつまりを防ぐためにできること
トイレつまりを防ぐには、日常的な使い方を見直すことが重要です。
具体的な対策をあげてみます。ぜひ、参考にしてください。
1. トイレットペーパーは適切な量を
使いすぎないよう、1回の使用で流す紙の量を減らしましょう。
家族みんなで「必要最小限」を心がけることが大切です。
特に小さなお子さんには、紙の使用量を教える習慣をつけると安心です。
2. 流せないものを流さない
トイレに生理用品やおむつを流すと詰まりの原因になります。
ゴミ箱を設置し、
「流せないものはここに捨てる」
というルールを徹底することが効果的です。
3. 築年数が経った配管の点検を
築30年以上の住宅では、配管に汚れが溜まりやすい傾向があります。
定期的に専門業者に配管の洗浄を依頼すると、
トラブルの予防になります。
4. 節水トイレの使い方に注意
節水型トイレは詰まりやすい特徴があるため、
紙を少しずつ流すなど、使い方に工夫が必要です。
【ポイントまとめ】
- トイレットペーパーは適量を使用。
- 生理用品やおむつは流さずゴミ箱へ。
- 築年数が経った配管は定期的に点検。
- 節水型トイレは使い方を工夫する。
日常のちょっとした心がけで、トイレのつまりを予防することができます。
それでも解消できない場合は、無理をせず専門業者に相談しましょう。
適切な対応で早めに解決することが、トイレを安心して使うための一番の方法です。
自己対応の注意点
トイレが詰まったとき、
「とりあえずなんとかしよう」
と焦って自己対応を試みることが多いですよね。
しかし、間違った方法を取ってしまうと、
事態が悪化して修理費用が高額になることもあります。
ここでは、自己対応で起こりがちな失敗と、
悪化を防ぐために取るべき行動を分かりやすく解説します。
自己対応でよくある失敗
熱湯を流す
「お湯を流せば詰まりが溶けて流れるのでは?」
と思うかもしれませんが、これは危険です。
便器は陶器でできており、急激な温度変化に弱いため、
高温のお湯を流すとひび割れたり、
最悪の場合割れてしまうことがあります。
実際、熱湯を使いすぎて便器全体を交換する羽目になったケースもありました。
強い薬剤を使う
市販の薬剤には詰まりを解消するものもありますが、
使用方法を誤ると配管を傷めてしまうことがあります。
特に、効果が出ないからと何度も繰り返し使用すると、
詰まりが悪化したり、
配管が腐食して修理が必要になることがあります。
ラバーカップ(スッポン)の誤使用
ラバーカップは自己対応の定番ですが、
使い方を間違えると期待した効果が得られないだけでなく、
トイレ周りが汚水で汚れてしまうこともあります。
例えば、排水口にきちんと密着させずに強く動かすと、
水が飛び散り不衛生な状況を招いてしまいます。
悪化を防ぐためにやるべきこと
詰まりが発生したら、まずは落ち着いて状況を確認することが大切です。
以下の手順を参考に、事態が悪化しないよう慎重に対応してください。
- トイレの水位を確認する
水位が高く、今にもあふれそうな場合は、すぐに止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。止水栓はトイレの横や床に設置されている小さなハンドルで、これを回すことで水の供給を一時的に遮断できます。 - 無理に流さない
詰まっている状態で何度も水を流そうとすると、便器から水があふれ出し、床まで汚れてしまう可能性があります。焦らず、次のステップに進むか、専門家に相談しましょう。 - 適切な手順で対応する
自己対応を試みる場合でも、正しい方法を選び、慎重に進めることが重要です。それでも解消しない場合や、原因がわからない場合は、無理をせず早めに業者を呼ぶのが賢明です。
トイレの詰まりは放置すると悪化することが多いトラブルですが、
適切な対応をすればスムーズに解決することもあります。
自己対応を行う際には、失敗例を避け、冷静に対応を進めることを心がけてください。
それでも解決しない場合は、早めに専門業者に相談しましょう。
プロに相談するべきタイミングと信頼できる業者の選び方
トイレのつまりは、自己対応で解決できる場合もありますが、
状況によっては無理をせず、プロの力を借りることが大切です。
無理な対応を続けると、被害が広がるだけでなく修理費用も増えることがあります。
どのようなタイミングで業者に依頼すべきか、
どのように信頼できる業者を選べばよいのかを解説します。
プロに依頼すべきタイミング
自己対応を試しても解決しない場合、次のような状況では早めに業者に相談しましょう。
水があふれそうになっている場合
トイレの水位が上昇し、今にもあふれそうなときは、
自力での解決を試みる前に止水栓を閉めて緊急対応が可能な業者に相談を。
あふれてしまうと床や壁が汚水で汚れ、清掃や修繕が必要になる可能性があります。
何度試してもつまりが解消しない場合
自己対応でつまりが改善しない場合、詰まりの原因が便器内部や配管の奥にある可能性があります。
ラバーカップを何度使っても改善しなかったときに業者に依頼し、
配管奥に固まった異物を取り除いてもらってすぐに改善したというお客様はたくさんおります。
専門の機器がないと手が届かない場所もあるため、
無理をせず依頼したほうが結果的に早く解決できます。
配管が破損している可能性がある場合
詰まりの原因が配管の損傷や劣化の場合、
自己対応では解決できません。
配管の異音や水漏れがある場合は、早急に業者に連絡しましょう。
放置すると修理費用が大幅に増えることもあります。
信頼できる業者の選び方
業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえることで失敗を避けられます。
- 口コミを確認する
実際に利用した人の口コミは、業者の技術力や対応の良し悪しを知るための貴重な情報です。例えば、私が相談した業者も口コミで「丁寧で迅速」と評判だったため依頼しましたが、期待通りの対応でした。口コミサイトやSNSを活用して、評価の高い業者を選ぶと安心です。 - 費用の透明性をチェックする
トイレの修理費用は業者によって大きく異なります。作業前に詳細な見積もりを出してもらい、不明点がないか確認しましょう。以前、費用を事前に確認せずに依頼したところ、作業後に高額な追加料金を請求されたことがあります。それ以来、明確な費用説明をしてくれる業者を選ぶようにしています。 - 緊急対応が可能か確認する
トイレのトラブルは夜間や休日など、予期せぬタイミングで起こることが多いものです。緊急対応が可能な業者であれば、いざというときにも頼りになります。「24時間対応」を掲げている業者は一度連絡を入れてみるとよいでしょう。
トイレのトラブルは焦りがちですが、
適切なタイミングでプロに相談することで、
トラブルを早期に、そして確実に解決できます。
口コミや見積もりなどのチェックをしながら、
信頼できる業者を選ぶことで、安心して依頼することができます。